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リチウムイオンバッテリー(充電池)の発熱・温度について自分なりに計算してみた

 

この記事のまとめ

バッテリー容量が2000mAhぐらいなら

電圧[V]×電流[A]が2.5Wなら、そのバッテリーは60度あたりまで温度が高くなる可能性がある。

つまり、2.5W以下に抑えるように設計すれば、バッテリーも比較的安全に運用できるはず。

 

こんにちは。

はとぶーです。

 

さて前回、ソーラーパネルで発電し、それをバッテリー(蓄電池)に貯め、その電気を使って独立駆動出来そうな回路図を考えました。

hatonorita.hatenablog.jp

 

私1つ気になりました。

それは発熱です。

 

突然スマホが発火する事件もありましたし。

今回のシステムもリチウムイオンですし。

 

それで、調べて見ました。

果ては論文まで見ましたがさっぱりでした。

 

なので身近なスマホから考えて行きたいと思います。

 

スマホで熱くなるときってどんな時?

 私の場合、充電しながらゲームをするときです。

(ちなみにFGOです。)

お風呂よりも熱いんで、スマホ表面が50度くらい?

ならバッテリー本体は60度とかですかね?

取り敢えず60度と仮定します。

 

その時の消費電力は?

 

私のスマホには大体2000mAhのバッテリーが積まれているそうです。

これは、1時間に2000mA流せるよ!という意味です。

 

体感で申し訳ないですが、FGO付けっ放しだと、3、4時間でバッテリーが無くなる気がします。

取り敢えずここでは4時間で無くなると仮定しましょう。

 なら、2000/4で1時間に500mA分を消費していることになります。

 

電圧は3.3Vから5Vでしょう。

私の知るマイコンの動作電圧がそんなもんです。

LinaxというOSが入っているマイコン(モニターにつなげばパソコンになります。)のラズベリー・パイ3に入力する電源はだいたいDC5Vだそうです。

なので、スマホ5Vだと仮定しましょう。

 ラズベリーパイ3+周辺機器のセットです。

 

電力=電流×電圧で求めることができます。

なので、

 電力=0.5A×5V

2.5Wとなります。

 

バッテリーの熱さとの関係

 電気の消費による発熱

 

 2000mAhのバッテリーが2.5Wの電力により、60度まで温度が上がると考えられます。

前回、私の作った回路図(下の図です。)のバッテリー部分は三つのバッテリーを合わせると

750×3で2250mAhとなります。

まあ、大体イコールでしょう。

 

前回作った回路図。

f:id:hatonorita:20180819173800j:plain

 

そして、出力電圧が3.6Vとなるので、

2.5=電流値×3.6

の計算により、バッテリーが60度に上昇するときの電流値を求められます。

 

求めると、

電流値=0.694A

 

つまり、694mAの電流を流して初めて60度に達するのではないかと。

 

LED1個とかなら20mAなので、温度については考えなくても問題なさそうです。

LEDを35個つなげると20×35で700mAが必要となり、60度になるかもしれないです。

要検証ですね。

 

充電による発熱

 ソーラーパネルからの電圧は4.8V。

電流は60mA。

電力=0.060A×4.8V

電力=0.288W

 

おそらく60度に達する電力(2.5W)>充電による電力(0.288W)なので大丈夫だと思います。

 

 まとめ

 

バッテリー容量が2000mAhぐらいなら

電圧[V]×電流[A]が2.5Wなら、そのバッテリーは60度あたりまで温度が高くなる可能性がある。

つまり、2.5W以下に抑えるように設計すれば、バッテリーも比較的安全に運用できるはず。

 

※ほとんど感覚の記事になっています。

参考にする際は十分に気を付けてください。

もちろん、責任はとれません。