この記事のまとめ
・スワップポイント(利子)狙いなら為替変動で利子分が吹き飛ぶことも。
・スワップポイントはおまけみたいに考えておいた方がいい。
・外貨を買うときは絶対に分散する。(積み立てFXを使う。)
こんにちは。
はとぶーです。
さて本日はFXで運用を考えたとき、切っても切れない存在である、スワップポイントについてお話しします。
スワップポイントはなぜ付くの?
簡単にいうと、日本という銀行の金利は0.1%。
ドルを円で買ったら、日本という銀行からアメリカ銀行にお金を振り替えているわけになるので1.75%の金利がつくことになります。
それと同じです。
スワップポイントと銀行の利子で最も大きな違いは、毎日スワップポイントが入ってくることです。
例えば、SBI証券のHYPER FXでは1000ドルを一日保持しているだけで、5円の利子がつきます。(日によって変わります。)
スワップポイントを多く得るためにはどうすればいいの?
FX会社が取り扱っている通貨の中で、最も政策金利が高い国の通貨を選択すればいいです。
トルコの「リラ」(8%)
南アフリカの「ランド」(6.5%)
は取り扱っているFX会社も多く、簡単に購入できます。
また、FX会社によってスワップポイントは変化します。
なので、スワップポイントの多さを売りにしているFX会社を選択すればいいでしょう。
また、保有し続ければ続けるほどスワップポイントも多く手に入ります。
なので、分散して購入するよりも一度に大量に買う必要があります。
スワップの注意点
ドルやリラなどの通貨を保持しているだけで毎日利子がつくのであれば、
「日本円を全額リラにしてしまえばいいや!」
と思うかもしれません。
ただしもしあなたが今後も日本に住み続けるのであればやめておいた方がいいです。
というのも、スワップポイントで得た利益は為替レートの暴落により、一瞬で吹き飛ぶからです。
トルコリラ/円を例にあげると、
2008年 高値:95.76円 安値52.65円 高低差43.11円
現在値:23.73円
となっています。
もし2008年からリラをずっと持ち続けていると悲惨なことになっています。
仮に1リラ=95.76円で買い、金利差は2018年まで10%としましょう。
年利10%でリラがどれだけ増えるのか計算しましょう。
(2008年)1リラ×1.1=1.1リラ(利子は0.1リラ)
(2009年)1.1リラ×1.1=1.21リラ
この計算が続き・・・
(2018年)2.85リラ
この2.85リラを日本円に戻すと
67.6円になります。
95.76円で買い、67.6円でしか売れないのだったら28.16円の赤字です。
今回は1リラしか買っていないので損失が小さく見えますが、
だいたい2/3しか返ってきていないことから
100万円分買ったら66万円しか返ってこないということになります。
仮に1リラ=52.65円のときに買っていれば15.05円の利益です。
しかし10年の投資で約30%ですから年利に直すと、3%です。
これならFXの自動注文をしている方が年利がいいです。
月利で3%目指せますので。
また自動売買の方が一回一回の取引で完結するので、為替の変動によるストレスも小さいと思います。
そういったところからもFXの自動売買をお勧めします。
自動売買の年利の詳細はこちら。
10年も運用してこれではきついものがありますよね。
政策金利が高いということ=値動きが激しい(安定していない)となります。
一度に大金を投じているせいで為替変動によるリスクをもろにかぶってしまいます。
なので、スワップで大きく稼ごうというのはやめておいた方がいいと私は思います。
どうしてもしたければ一度に買うのではなく分散して買ってください。
それだけリスクが分散します。
そういった人向けに積み立てFX存在します。
これなら取得金額を平均化でき、為替による利益もスワップポイントも得やすいです。
まとめ
私はスワップはおまけみたいなものとしてとらえています。
あまりがっつきすぎずに、利益は小さいかもしれないけど分散して損を
出さないようにすることが継続的に稼げる秘訣だと思います。
それでは。